先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「なんだよ。その不満そうな顔は」
「だ、って」
無意識になっていた顔に文句を言われた私は少し頬を膨らませた
「そんな顔すると、キスしてやらないからな」
「うっ」
「いいのか?」
なんで、そんな答えが決まってるような事を聞くの…?
「イヤ、です…」
先生のキスは好きだから―…そんなのイヤだ―
「なら、そんな顔するな」
私の髪の毛を撫でて、座っている私に合わせるように先生がかがんだ
「素直になれば可愛いんだから」
「…っ」
「だけどそんなサラも、好きだけどな」
「は、はい…私も好きです…」
「………」
なんか、甘い雰囲気が一瞬にして私達を包んでいく。
付き合うってお互いに理解したせいか
先生は私を選んでくれたんだって少し自信が出来たからかな―…
だから、お互いにクスリと笑い合うと…
先生の唇が近づくと同時に私はそっと目を閉じる―…
ただもう、触れ合う事をまつだけ
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