先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
text.2~近付く二人~
――――……
「ねぇ…サラは、どうするの?」
「え?」
「バレンタインデー」
あれから、約2週間くらいが経過して月は2月にかわってしまった
そしてあの日、先生と付き合う事を確認した日、瑠花には起こった内容を話したらニヤニヤしながら喜んでくれた
もちろん、私と先生がそんな関係になっているのは瑠花だけが知っている。
危なかった謙先生も上手く誤魔化せたのか何も言ってこなかった…
だけど、仲良くしてくれてる龍之介くんには悪い気持ちがあるけど、彼にはいまだに言えてないのが現実
「瑠花は誰かにあげるの?」
「わたし?わたしは…って、私の事じゃなくてサラに聞いてるの。最近あまり話せてないんでしょ?」
冬のバレンタインデー特集と掛かれた本を見ながらそんな事を言われる
「…………」
そう、瑠花の言う通り
2週間前から今現在
千尋先生とは一度も二人きりになってないし、ほとんど話せてない
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