先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
例えば…
突然、メールの文章が途中から全部カタカナになっていたり
題名も本文もなにもないメールだったり
"っ"が"つ"になっていたりする―…
それでも、四苦八苦しながらメールを打つ先生を想像すると、それが私の為に頑張ってくれてる…
そんな感じがして私は先生がもっと好きになる
「もう、いつまでもそんな顔しないの!今日は久しぶりに二人で話せるかもしれないじゃん?放課後、保健室に行ってみようよ」
「…瑠花」
「誰もいなかったら、私はこっそりいなくなるからさ!」
パチンと瑠花にウインクをされて彼女はクスリと笑う
「その時に、さりげなく聞いてみなよ!」
「きく?」
なにを?私は首を傾げた
「だからバレンタインデーだよ!」
「…あ」
そ、そっか…
瑠花が広げてる雑誌をみると沢山のお菓子の作り方が掲載されてる
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