先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
「だけど、貰った子には食べないのに美味しかったとか言うんでしょ?」
「あたりまえだろ。嘘でも不味いなんて言えるか」
「えー、私には平気で不味いって言うくせに。今の聞いた?サラ!」
瑠花は私を見ながら少し膨れた顔で龍之介くんを指差す
「あ、うん」
瑠花には言うんだ。ん?だけど…
「瑠花から貰ったのはちゃんと食べるんだね」
「いや、それは、瑠花は一応女友達だからな。遊びとは違う」
「あら、嬉しい事言うじゃない。まぁ、私があげたの食べないなんて事したらただじゃ置かないもんね!」
「………」
瑠花…それは、脅してるんじゃ―…
なんて頭に浮かんだけど、私は口を閉ざした
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