先生は蒼い瞳の狼くん*2nd
え?今週の土曜日?
「それって」
「デートするか。初デート」
デート…先生と?
そんな言葉が私の頭の中をいっぱいにして、反射的に自分の口元が緩むのがわかる
「いいんですか?」
「あぁ、だから誘ったんだ」
う、嬉しい。だって先生と出掛けれるなんて
初めてだから―…
「は、はい!」
勢いよく頷く私に先生はクスリと笑い、再び私の胸元に顔を埋めて
すぐに私のボタンを締めるとベッドから起き上がりそのまま乱れた髪を治して白衣をただす
「…?」
先生が退いたベッドはなんだか急に寂しくなって
私も先生の後を追うようにベッドから降りる
「遅刻したら、お仕置きだからな」
「え」
お仕置き?
なんだか卑猥に聞こえてしまう単語に真っ赤になりながら私は"しませんから!"と言う
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