本気だからねっ!
『酷くないし。当たり前でしょ。あんたのことなんだから』


「うん……。でも、それでわかんなくなって頭ごちゃごちゃになったから智佳に電話したの」


あたしは素直に智佳に話す。


『そっか……。だけど、私は何も言えないよ。これはあんたの問題。だから、自分で解決しな』


「うん……。わかった」


『ならよかった。返事決まったら教えてね。それじゃ、バイバイ』


「うん。バイバイ」


そう言って通話終了ボタンを押す。


「はぁ………」


なんか、突き放された感じだけどやっぱり智佳に相談してよかったかも。


少しだけモヤモヤが晴れた気がした。


そして、答えを導きだせた気もした。


何度も悩んで悩んで悩んで、智佳にまで相談して。


だから、自分が決めた答えにもう迷わないことにした。


あたしはもう一回智佳に電話をして、こう言った。


「ねぇ、あたし、どうするか決めたよ。もう迷わないから」










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