本気だからねっ!
「や、面白いよ。お前みたいなの初めて」
「ふぅん。興味沸いた?」
そう言って俺の顔を覗き込んでくる芽衣。
その芽衣に俺はキスをした。
「んっ………何す……―――」
「確かに。興味沸いたよ。お前、俺の彼女になんねぇ?」
あ、またやっちゃった。
すぐ、女作ろうとするから最低とか、言われるんだろうな。
親父みたいになりたくないのに、親父みたいなことをしちまう。
女なんて、信じられるか。女なんて信じたくない。
俺の親父は、俺の母親に“捨てられた”んだ。
俺が産まれてすぐに、俺と親父を置いて男作って逃げていった。
親父は、俺のことを大事に育ててくれたけど、本当はショックなはずで。
心が病んでしまった親父は、女遊びをして心を落ち着かせていた。
ただ抱くだけの関係―――。
決して本気にはならず、深入れせず。
いつしか親父は、毎晩違う女を家に入れて、毎晩違う女を抱いていた。
「ふぅん。興味沸いた?」
そう言って俺の顔を覗き込んでくる芽衣。
その芽衣に俺はキスをした。
「んっ………何す……―――」
「確かに。興味沸いたよ。お前、俺の彼女になんねぇ?」
あ、またやっちゃった。
すぐ、女作ろうとするから最低とか、言われるんだろうな。
親父みたいになりたくないのに、親父みたいなことをしちまう。
女なんて、信じられるか。女なんて信じたくない。
俺の親父は、俺の母親に“捨てられた”んだ。
俺が産まれてすぐに、俺と親父を置いて男作って逃げていった。
親父は、俺のことを大事に育ててくれたけど、本当はショックなはずで。
心が病んでしまった親父は、女遊びをして心を落ち着かせていた。
ただ抱くだけの関係―――。
決して本気にはならず、深入れせず。
いつしか親父は、毎晩違う女を家に入れて、毎晩違う女を抱いていた。