本気だからねっ！
「中野先輩いなくてショック？」


「ひゃわっ！！」


まだ手をつけてなかった仕事を黙々とこなしていると、千歳君がいきなり話しかけてきた。


「クスクスッ。そんなにびっくりした？」


ツボに入ったのか、千歳君はお腹を抱えて笑いを堪えていた。


「や、だって、いきなり話しかけてくるから………！」


あたしは恥ずかしくなって、顔がカァァッと赤くなった。


「ごめんごめん。……それで、そんなにショック？」


「うん。だって、梨紗先輩と話したいことたくさんあったのに」


あたしは顔を俯かせて千歳君に言う。


「……なんか、そんなに落ち込まれると、少し妬くんだけど」


千歳君がいきなり意味わかんないこと言ってきた。


「ふぇ！？えっ？……どういう意味？？」


あたしは本気で意味がわからなくて、千歳君に聞いたらいきなり千歳君は顔を赤くした。










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