本気だからねっ!
確かに、すぐ答えなかったあたしも悪いしね………。


「わかりました!」


あたしもコソッと耳打ちすると、千歳君の側によってさっき静原先輩に言われた台詞を言った。


「さっきは、すぐ答えられなくてごめんね。
……まだ、怒ってる??」


そう言って千歳君を見ると、めっちゃ真っ赤になってた。


「ど……どうしたの!?」


「///その顔やめて。ってか、杏乃ちゃんは悪くないよ。悪いのは時夜先輩だから」


そう言って静原先輩を睨む。


「ごめんてー。ちょっとからかうつもりだったの!マジで怒ると思ってなかったからさ……」


本気で申し訳ないって顔してたから、段々先輩が可愛そうになってきた。


「もう許してあげたら?先輩だって悪気ないって思ってるよ」


静原先輩と仲直り出来るようにあたしは千歳君に頼む。


「杏乃ちゃんがそう言うなら……。先輩!もう、やめてくださいね!!」










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