本気だからねっ!
「………よしっ!みんなお疲れ様!明日も作業あるから、朝遅れないようにね!!」


片付けが全て終わり静原先輩がそう言うと、みんなかばんを持つと玄関に向かった。


「暗いし危ないから送るよ」


こないだみたく、千歳君がそう言ってきた。


「うん。ありがとう。……ちょうどね、あたしも千歳君に話があるんだ」


あたしは千歳君にそう言うと、千歳君と一緒に歩き出した。


「………話ってなに?」


しばらく歩き出してから、千歳君はそう言った。


チラッと顔を見てみるといつもの優しい笑顔はなかった。


あたしがこれから話すことを察しているのか、表情は固い。


「……話は…、完結に言うとね、やっぱりあたし、千歳君とは付き合えない。
……OKしたのにごめん」


あたしはそこで一旦間を開けた。そして、また話し出す。










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