本気だからねっ!
「えっ……?あぁ!ごめんっ!!!」


静原先輩はやっと起きたみたいで、この現状に驚いてた。


「一体何がどうなって……」


そう静原先輩が言った瞬間に、


キーンコーンカーンコーン


本鈴がなった。


「あぁー、授業が!!……ちょっと先輩、どうしてくれるんですか!!」


「本当にごめん!!俺も、何がなんだか……」


まったく状況が理解できてないみたいなので、あたしはしょうがなく先輩に今までのことを説明した。


「………って、訳なんです。ってか、なに人に二回もキスしてるんですか!……あと、“梨紗”って誰ですか?」


「梨紗?梨紗は……中野のこと。俺……中野が好きなんだ」


………え?


「えええっ!!!?」


「ちょ、驚きすぎだから」


「だって、梨紗先輩のこと好きなんて……じゃあ、なんであたしにキスなんかするんですか!!」


「その件は本っ当にごめんなさい!!反省してます……」










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