本気だからねっ!
次の日。


とうとう文化祭の日がやってきた。


「杏乃ちゃんおはよう」


「千歳君!おはよ〜!!とうとう文化祭だね……!」


「うん。そうだね。緊張するね!」


今日は文化祭だし、今日くらいはってことで千歳君と一緒に登校することになった。


「ちょっと時間ヤバイから急ごうか」


「うん、そうだね!」


あたしたちは走って学校に行く。


学校に着いて、最終チェックや今日やることを打ち合わせして、実行委員の集まりは解散になった。


あたしは午前中は見回りがあるけど、午後は好きなことをやっていいらしい。


明日と明後日も同じだった。


ちなみに、文化祭は3日間にかけて行われる。


「杏乃!おはよう!!」


教室に戻ると智佳が挨拶してきた。


「おはよう、智佳!いよいよ文化祭だね!緊張するよぅ……!」


「うん!めっちゃ緊張する!ってか、杏乃はほとんど店番ないじゃん!!」


あたしは最終日の午後しか店番はない。


ほとんど回れないならって、みんなが気を使ってくれたんだ。










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