本気だからねっ!
「あっ……ごめん」


とりあえず謝る。でも、寝てると思ってたのにいきなり腕を引っ張るのはびっくりして当然だよね……?


「それよりっ!話ってなんなの?」


「あぁ?………あ、あれか」


怪訝そうな顔をしたと思ったら、いきなり納得したような顔をして。
本当に、瑞模君ってわからない。


「で、なんなの?」


あたしが瑞模君に聞いたあとの少しの沈黙。
そして、瑞模君は唐突に言った。














「………あのさ、俺と付き合ってくんない?」










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