本気だからねっ！

「そんな風に見えないんだけど。
………ねぇわかる？貴方一人のせいで会議が進まなくなって、みんなが迷惑するの。私もみんなを困らせたくないから貴方に説教なんてしたくないけど、貴方は全然話を聞いていなかったわ。私は会議はみんなでやるものだと思ってる。だから集中してなかったあなたに怒ったの。わかるわよね？」


「はい………」


先輩はゆっくりと、淡々と話していく。


「だったら、もっとしっかりやって。貴方、仮にもクラスの代表でしょう？それなのに、こんなんでいいと思ってるの？」


「おい……言い過ぎだって。水沢さん初めてなんだからさ」


「静原君は黙ってて。初めてだろうがなんだろうが関係ないでしょう？委員をやっていくなら、きちんと覚悟を持ってやってほしいの。中途半端な気持ちでやってほしくないの」