本気だからねっ!
「じゃあ、杏乃ちゃんって呼ぶね。あと、俺も神村君じゃなくて千歳って呼んで」


「じゃあ、千歳君ね」


あたしは千歳君の方を向いて、手を差し出した。


「これからよろしくお願いしますっ!」


「どしたの?いきなり」


「えへへ。いいから手、握って!」


「えっ?あ、うん。よろしくお願いします!」


そう言って千歳君と握手をした。


自分でもこんな行動に出るなんてビックリしたけど。


ただなんとなくの行動だった。


「それじゃ、あたし家こっちだから!また明日。じゃ〜ね!!」


「うん。バイバイ!明日は7時半だよ!」


「うん!また明日〜!」


そう言って千歳君に手を振って、千歳君を見届けたあとあたしは家に入っていった。










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