それはまるで粉雪のように
シャアアア…

「…………」

シャワーを浴びる健二。

「……明日になってほしくないな……」

絶対に叶わないと知っていても、願ってしまう。

「……ハハッ……」

そう思った、思ってしまった健二からは、苦笑いが漏れた。

「……とりあえずアイツにメールでもして、謝っておいたほうがいいよな……」

健二はシャワーを止め、パジャマを着て自分の部屋に戻った。
< 5 / 51 >

この作品をシェア

pagetop