あたしの執事(カレ)はバンパイアっ
「…ええ。」



フッと目を開けると、リューク。


嘲笑を浮かべて、跪いていた。


「…ありがとうございます。また…頂いてしまいましたね。」


「…もう、良いの?」

あたし。


ちょっとだけ物足りない気持ち。


「もっと…良いのに……。」


「いえ。」


と、リューク。


立ち上がる。


「十分、頂きました。さぁ。どうやら、上が騒がしいみたいですよ?ルシーダ殿が、我々を捜して居るみたいですね。」


「…げ。」


思わず言ってしまったあたしに、リューク。


ちょっとだけ笑って。


「ロトパラフのお嬢様が、いけませんよ?」


たしなめた。
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