1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「うん。そう涼雅くんが言ってたよ」


「そっか。…本当に、私とあの人、幼なじみなんだね…」


「うん」


そんな時、

コンコンコン…――

とノックする音が聞こえ、私は少し身を強張らせた。


「どっ、どうぞ…(きっと、あの人だ……)」


そう声を掛けると、私が予想した通り、やっぱり彼の姿がそこにはあった。


「愛夢、大丈夫か?」


「(やっぱり…)はっ、はい」


「(やっぱりまだ慣れてねぇーみたいだな…。俺をまだ怖がってるみたいだし)

そっか」


こうして3人揃うと、私たちは他愛のない話をした。

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