1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
[涼雅side]

「泣かなくていい、何処にも行かないから。傍に居るから、大丈夫だよ」


そんなことを愛夢を包みながら言った。


「んっ」



そう小さく、愛夢は涼雅の腕の中で頷いたのだった。



「涼くん…、涼くんって呼んでもいい?」


と上目遣いをしながら言ってくる愛夢にドッキっと胸が高鳴った。


きっと、自然にやってるんだろーけど…。


あ゛ーっ、もう可愛すぎるっ///


「涼くん、って呼んじゃダメ…?」


「えっ?」


「やっぱりダメだっただよね…。勝手に呼んじゃってごめんなさい…」

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