1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「(!!)」


自分でもわかってたのか。

実は俺は、愛夢が毎晩魘されていることを知っていた。


看護婦の人や先生が気付いて俺に話してくれたんだ。


で、確認のために2、3度夜に来て、傍に居たら本当で、

最初は個室で寂しいからだと思ってたんだけど、違うということに気付いた。


しかも、日が経つにつれて、何か寝言を言っていたのが聞こえて、

今ではハッキリ聞こえるようにもなっていた。


それでやっぱり心配だからと俺が話したら、

特別に夜も愛夢の付き添いを許可してくれたんだ。


で、いつもの時間に帰って、9時以降にもう一度様子を見に来て、

愛夢が起きる前に帰るっていう生活を送っていた。


親に事情を説明したらなんなくOKを出された。

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