1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「大丈夫か?」


「う、うん…」


「また魘されてたぞ」


「そっか…」


「あぁ。まだ3時だ。もう少し寝ろよ」


「やだ……。寝るの嫌、怖いんだもん」


「寝ないと体壊すぞ。早く元気になって学校に戻って来い」


「早く学校には行きたいけど…だけど、今は寝るのいやなの」


「また手、握っててやるから」


「…」


そう言ったけど、愛夢は黙って首を横に振った。


「愛夢」

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