1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「え?だってこの方が暖かいし、安心するし、落ち着くんだもん」


と甘えるように言い、『ダメ?』と聞いてきた。


「(あー、もう)…このままでいいから早く寝ろっ!!」


「うん。涼くんといると本当に安心、する…不思議…」


「…」


「おやすみ」


「おやすみ」


こいつが記憶なんて失わなかったら、こんなにも甘えて来なかったんだよな…。


そして、俺は愛夢を抱き締め返した。


ってこんな状況で寝れるわけねぇーだろ。


どんだけこいつ、俺を信用してんだよ…嬉しいような嬉しくないような…

はぁ―――――…複雑。

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