1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「もう少しいるよ」


「そっか。じゃあまた明日ね~、バイバイ~」


「バイバーイ」


「ねぇ、香菜?」


「ん?」


「愛夢、涼雅さまのこと涼くんって呼んでたね」


「うん。何か突然らしいの。人見知りが激しい愛夢が自分から言い出したんだって。

涼雅くんが嬉しそうに話してくれたんだ。

愛夢が学校に通うことで記憶、戻してくれたらいいな」


「そうね」


「うん」


「でも、愛夢には悪いけど、ちょっとラッキーだったわ」


「(?)何が?」

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