1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「えっ?(最後のところ聞こえなかった…何て言ったんだろ?)」


「なんでもねぇーよ。ほら、行くぞ」


「うん(本当に何て言ったんだろう?気になるよ~)」


でも、教えてくれなさそうだな~。


そう思った私は、何も言わず、大人しく涼くんの後を付いて行くのだった。





私はいつも涼くんに守られて、凄く幸せで、凄く嬉しかった…。


こんなのだったら、もうこのまま記憶が戻らなくてもいいかなって思っちゃっている。


みんなには本当に申し訳ないんだけどね……。


こんなによくして貰ってるのにね。


でも、そんな幸せは呆気なく、壊れてしまったんだ…。


゛あの人″によって……。

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