1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「うん」


「うーん…、そうね、結構いいなーとは思うけど、

私には好きな人がいるの知ってるでしょ?」


「あっ、そうだったね」


「その、だ、だから、まぁ…普通かな。ファンって言うぐらい」


「ふーん、ファンね~…。まあ、確かに顔は綺麗で整っているとは思うけど…」


「あっ、そう言えばファンって言うと、涼雅くんにファンクラブあるの知ってる?」


「…えっ!?ファンクラブ…!?」


「そう、ファンクラブ。涼雅くん入学式で新入生代表で挨拶したでしょ?」


「う、うん」


「そのときみんなカッコいいって思ったらしくって、次の日に即行結成されたって」


「嘘ーーっ!?」


「本当よ、嘘じゃないって。しかも、もう学校の半分の女の子たちは会員らしいよ。

でね、その会長誰だと…思う?」

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