1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
その声を聞いて、私が恐る恐る目を開けて見てみると、

やっぱりそこにいたのは涼くんだった。


涼くんは相手の先輩が殴ろうとしたのを手で止めていたんだ。


カッコいい…///


「き、如月!?チッ…、覚えてろよっ!!」


そう吐き捨てると先輩は去って行った。


屋上から完全に出て行ったのを見ると、私は安心して力が抜け、

その場にヘナヘナと座り込んだ。


本当に怖かった…前に涼くんにキス、

されそうになった時はそんなこと全然思わなかったのに、

あの先輩にされそうになったとき、凄くイヤだった…。


やっぱり、舞華さんが言った通り、私…涼くんが好き…なのかな?


「大丈夫か?」


「う、うん…。助けてくれてありがとう」

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