1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
この行動に後悔することになるのはもう少し先のことだった……。



階段を降り、少しずつ普通科へ向かっている途中だった。


降りていく途中、数人の女の子の声がした。


多分、普通科の女の子たちだと思うけど、

その中には聞いたことがある声が混じってたんだ。


一段降り、もう一段降り、すこしずつその声に近付いていった。



そして、私は会ってしまったんだ…私たちの関係を壊していく゛あの人″に…。



その人は、私が最後の一段を降り、廊下へ踏み出そうとした時に、

私の前を友達たちと一緒に横切って行った。


その瞬間、今まで忘れていた何かが私の中で弾ける感じがした。


それと同時に酷い頭痛に私は襲われたんだ。

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