1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
だから、全てリセットしたくなったんだと思う。


でも、私のことまで忘れちゃった愛夢にショックも受けた。


でも、私のことも涼雅くんのことも、

愛夢の両親のことも学校のことも全部忘れちゃって、

何もわからなくて一番辛いのは愛夢だってわかってたから、

精一杯支えてあげるんだって私は決意したんだ。



それから愛夢は戸惑いつつも、少しずつ私たちに心を開いてくれて、

凄く嬉しかった…。


記憶があった頃とあまり変わらない関係へと私たち3人の仲は修復されていった。


それに涼雅くんと何かあったらしくって、2人はめでたく付き合うことになったんだ。


幸せそうな顔をしている愛夢を見ると、私まで嬉しくなった。


やっと少しずつ笑顔も取り戻してくれて、

記憶を失くして逆に良かったんじゃないかなんて思ってしまうほどだった。

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