1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
大きな声を出した私の口を慌てて塞ぎ、クラスメイトに笑って誤魔化す香菜。


私も慌てて一緒に誤魔化した。


でも、今のマジ…?



「ねぇ…それ、本当?」


「本当」


「あの方が?」


「うん」


「あの生徒会長が?」


「そうよ」


「だって凄い真面目な方じゃない」


「うん。何でも同学年の人がお願いしたらしいよ」


「あーなるほど…。先生たちからの許可を貰うためね」

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