1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
だって好きなんだもん…だから、こんな曖昧なのは嫌っ。


彼女がいるくせに…。


彼女がいるくせに、こんなの酷いよ。


優しくするなんて、酷い…。


「…」


ベッドから降りて、戸惑っている涼雅をムリヤリ保健室から追い出した。


本当のさようなら…だよ…、涼雅。


記憶がないとき、付き合えた…その思い出だけで十分だよ…。


ありがとう、記憶がなくても普通に優しく接してくれてありがとう。


大好き、だよ。


この想いはずっと変わらないから、絶対。


だから、バイバイ…。

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