1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「どうして?」


「だって、涼雅には彼女がいるんだもん。ちゃんとした彼女が…」


そう、言ってて悲しくなった。


「何言ってるのよ?だって、愛夢と付き合って」


「だって、キスしてたじゃない。香菜も見たでしょ?」


「あれは」


「違うって言いたいの?でも、抱き締めあってキスしてた」


「それはきっと何かあって…。誤解だよきっと!!」



香菜はどうしてもあのときキスしていた理由を知りたくて、

涼雅にことの真相を聞いていた。


それは愛夢が記憶を失って直ぐで、

愛夢が涼雅と付き合うようになってすっかり忘れていたのだ。


「…」

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