1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
正直、キスされそうになったとき、イヤじゃなかった。


これってやっぱり、気持ちが傾いてるのかな?


自分でもわからない。


でも、確かなのは、私はやっぱりまだ涼雅のことを忘れられていないってこと。


まだ、私の心には涼雅がいる。


さっき…キス、されそうになったときふと涼雅の顔が頭の中を横切った。


このまま自分の気持ちもわからないあやふやの状態で、

俊くんとキスなんか出来ないと思ったんだ。


記憶を失くして涼雅にベッタリだったのに、それでも私を想ってくれた。


ずっと、私のことを待っててくれたんだ。


そんな優しい彼に甘えていたのは私。


いつまでも、返事を引っ張ってここまで来てしまったのは、私。

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