1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「あっ、ごめんね。私は普通科、1ー8Dの高西 雪奈(たかにし ゆな)、よろしくね。

まぁ、ネクタイの色でわかるわよね」


「えっ、うん。私は」


「知ってるわ」


私を遮って言う高西さん。


「外国語科、1ー8Aの名古屋 愛夢さん、でしょ?」


「うん」


「今日、貴女をここまで連れて来て話があるって言ったのは、涼雅くんのこと」


「(!?)…涼雅、のこと?」


「そうよ。あっ、そうそうまずはおめでとう。よかったね、記憶が戻って」


「あ、ありがとう」


「これで、涼雅くんは私たちのクラスに戻ってくれるのね」

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