1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「関係あるわ。私、涼雅くんが好きなの。だから、これ以上彼を傷付けないで。

今後一切、彼と関わらないで」


「(!!)」


「そうそう、私たち付き合うの。だから邪魔しないでね?

それと、私たちもう何回も関係を持ってるのよ」


「えっ(!? 嘘…付き合うって…。体の関係って何?どういうことなの!?)」


「別に、貴女には関係ないか。自分から彼を手放したんだから。

あっ、あと、貴女記憶失くす前に私たちが階段でキスしてるの見たんだって?

あれね、私から一方的にしたの。彼は、事故だって思ってるみたいだけど」


「どういうこと?」


「(クスッ 私、彼が階段の下を通り掛った時、その階段の上にいたのよね~。

で、態(わざ)と階段から落ちたの。

それで、それを涼雅くんが受けて止めてくれたの。

それで、キスするために、涼雅くんを呼んで、

彼が下をむいたとき、少し爪(つま)先立ちしてキスしたの」

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