1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「(あのとき見たのってそういうことだったの?

私、勝手に勘違いして涼雅に酷いことした…)仕組んだの?」


「そうよ」


「何でそんなことするの?」


「彼が欲しかったからよ」


「そんなことで」


「そんなことでもしたかったのよ!!貴女よりはましだと思うけど?」


「…っ」


「まぁ、そういうことだから、これからは邪魔しないでね」


そう言うと、高西さんは屋上から出て行った。


だけど、私はその場から動けないでいた。


彼女の罠に私、まんまと嵌ったのね。

< 194 / 316 >

この作品をシェア

pagetop