1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「…うん」


「そっか」


「うん。それで、私」


「ストップ!!」


返事を言おうとしたら俊くんに途中で遮られてしまった。


「えっ?」


「返事を聞く前に、もう一度俺の気持ちを言いたいんだ」


「…」


「…好きだ。愛夢が、愛夢だけが好きだ。だから、俺と付き合って欲しい」


「…ありがとう、そんなにも想ってくれて。

…気持ちは凄く嬉しいけど、…ごめんなさい」


そう言って、私は頭を下げた。

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