1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「そっか…。今日、呼ばれたとき、なんとなくそんな予感がしてたよ。

そんなにあいつが、如月が良いのか?」


「うん…。涼雅じゃなきゃダメなの」


そう、私にはやっぱり涼雅だけ。


涼雅だけなの…こんなにも好きになるのは。


彼以上に、好きになる人はいないの。


「この間だって、アイツのせいで泣いてたのに、それでもアイツが好きなのかよ。

アイツのせいで、アイツを想って泣くお前の姿なんかこれ以上、見たくねぇーんだよ。

アイツなんか止めとけよ。…こんなことをお前に言うのもなんだけど…、

この間だって、また他の女と一緒にいるの見たぞ」


「(!?  …やっぱり、私じゃダメなの?

1人の女の子として、見てもらえないの…っ?)……っ」


俊くんのそんな言葉を聞いて、我慢していた涙がどっと溢れ出してきて止まらない…。


泣いちゃいけないのに…っ…。

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