1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
私は、怖さのあまりその場から足がすくんで動けないでいた。


「(あんのバカっ!!)バカっ!!逃げろってっ!!」


「(そんなこと言われても、足が……)」



そんな様子を見て、更に加速し、愛夢に飛び付き、横に抜けた。


まさに間一髪の出来事だった。


横に逃れると、ドサッっという音がし、2人は地面に叩き付けられていた。


その次の瞬間にトラックはお店の中に突っ込んでいた。



「って~…。愛夢、大丈夫か?」


そんな声にハッとて、涼雅の方を見ると、私が涼雅を下敷きにしていた。


ヤバッ!! 早く退かなきゃ!!


「うっ、うん…。ごめんね、涼雅大丈夫?」


「あぁ、平気」

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