1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「そっか」


「まぁ、平気ならいいけど。あんまり心配させるなよな」


そう言われ、胸がキュンとした。


ズルイ…そんなこと言うの、ズルイよ…。


諦められなくなっちゃうじゃない。


笑って祝福したいのに…。




「じゃぁ、良くか」


「うん」


そう言って私たちは歩き出した。


だけど、公園に着くまで私たちは一言も言葉を交わさず、

気まずい空気が流れるだけだった。


「愛夢、そこに座ろうか」

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