1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「ごめんね…。あっ、ありが…とう…」


「あぁ」


「涼雅…、ごめんね…」


「平気だって。気にすんな。それより、本当、愛夢にケガがなくてよかったよ」


「(涼雅…) (キュン…  (あれっ?何?この気持ち)」


涼雅に微笑まれ、胸がキュンとなるのを感じた。


そして、急に緊張の糸が途切れ、涙がどっと溢れ出していた。


「あれ…?変だな…涙、が、止まら…ない…」


「愛夢、怖かったよな?もう大丈夫だから。なっ?」


「ふぇっ…」


泣き出す私を、子供をあやすかのように私の頭を優しく撫でて来た。


そんなことをしているうちにいつの間にか人はさっきより集まり、

警察の人も来ていた。

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