1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「いいから」


「う、うん」


「愛夢、俺とずっと一緒にいて欲しい」


「…えっ?」


訳がわからないまま、右手を出した。


「違ぇーよ、左」


「えっ…(左って…まさかっ)」



ドクンドクンドクン…



大きくなる鼓動。


「お前を一生大事にするから」


そう言って、左手にシルバーリングを嵌めてくれた。


「俺と、結婚して欲しい」

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