1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
そして、そのままキスをした。



「(!!)」


そんな光景を私は見てしまった。


「ハァ…(やっと追い着いた)愛夢?」


ようやく追い着いた香菜が不思議そうに私を見た。


香菜に声を掛けられても驚きと何故かショックで声が出ず、無言でいた。


そんな私が見ていた方向に視線を送ると、私と同じ光景を香菜も目にした。



香菜はもう一度、愛夢の方を見ると、愛夢の瞳には涙が溜まっていて、

そのまま何処かへ走って行ってしまった。



「愛夢っ!!」

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