1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
[香菜 side]


「何処に行ったのよ…。まさか、もうこの学園内にいないんじゃっ…」


焦ってもしょうがないか…取り敢えず、授業に向かわなきゃ。


取り敢えず教室に戻ってみたけど、教室にはやっぱり愛夢の姿はなかった。


授業が始まっちゃって、先生には愛夢は体調不良で早退したと伝えた。


まぁ、愛夢も私も真面目に授業を受けて来たし、

成績もわりと良い方だったから怪しまれずにすんだ。


こういうときに真面目にしておいて良かったと思ったわ。


授業が終わると、私はすぐに涼雅くんのもとへと向かった。


「涼雅くんいる?」


「あぁ、ちょっと待って。涼雅ーっ!!呼んでるぞー」


「おーー、今行く。あれっ?香菜ちゃん?」


「ちょっと来てっ!!」

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