1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
愛夢を傷付けるのは誰であっても許さないっ!


たとえ、それが私でも、涼雅くんでも。


キッと私は涼雅くんを睨んだ。


「涼雅くん、最低よっ!!」


「何怒ってんだよ」


涼雅くんも怒った口調になってる。


でも、そんなの関係ないわっ!!


「涼雅くんが、キス、してるとき…あのとき、愛夢のこと気付いたんだしょ!?

なのに、どうして追い駆けなかったのよっ!!」


「…」


「愛夢あのまま…あのまま、何処かに行っちゃったきり戻って来ないのよ。

愛夢がこのまま戻って来なかったら、涼雅くんのせいよっ!!

愛夢に何かあったら、絶対、絶対に許さないんだからっ!!」

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