1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
[涼雅side]


ピーンポーン…ーー


今俺はあいつに家にあいつの姿を探しに来ている。


「はい」


「あっ、あの涼雅です」


「あら、ちょっと待っててね」


ガチャッとドアの開く音がすると、中から愛夢のお母さんが出てきた。


玄関にあいつの靴は見当たらない…。


やっぱり、ここには帰って来てないのか?


「こんにちは」


「涼雅くんいらっしゃい。上がって上がって」


「あっ、大丈夫です。すぐに帰るので」

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