1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「そうなの?残念ね。そう言えば…今日愛夢と一緒じゃないの?

まだ帰ってきてないのよ。知らないかしら?」


「(やっぱり…)あの、あいつ今日学校での仕事がまだ残ってるみたいで、

手が離せないみたいです」


「あらそうなの?」


「はい。それと、今日何か用事がるみたいで香菜ちゃん…

栄島さんの家に泊まるって言ってました」


「そうなの?まったくあの娘(こ)は…自分で連絡くらいしなさいよね…。

ごめんね、わざわざありがとう」


「いえ。このこと伝えに来ただけなんで俺、帰ります」


「今度はゆっくりして行ってね」


「はい。お邪魔しました」


こうして俺は愛夢の家を後にした。

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