1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「そっ、か…。ハァ…。この近くに、あいつ、の、ハァ…行きそうな、所知らない?」


「…ハァ…。うーん、わかん、ない」


「そっか…(愛夢、何処にいんだよ…)」


「あっ!!待って…確か1つだけある」


「何処だっ!?」


「この近くに海岸があったでしょ?確か…、

前に愛夢が綺麗だなって言って気に入ってたんだ。

ここにいると何だか凄く落ち着くって」


「そこだ!!俺、先に行くから!!」


と疲れているのを忘れて、無我夢中に走った。


海岸が見えてくると、必死に愛夢の姿を探した。


「いないのか…?ここじゃないのかよ…」


頼む、ここにいてくれっ!




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