1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
「(愛夢っ!頼む、頼むからここにいてくれ!)」


願っても、あいつの姿は見付からない。


諦めかけていたところにやっと1つの人影を見つけた。


でもその人影は小さく、愛夢という確信は持てなかった。


だけど、それが愛夢だと信じてその人のもとへと駆け寄った。


近づくと、やっぱりそれは愛夢だった。


「愛夢っ!!止まれ!!」


俺が行くと、愛夢は海の中にいたんだ。


しかも、腰の辺りまで浸かっていた。


「愛夢、止まれっ!!」


でも愛夢は俺の声には反応せず、また進もうとする。


「クソッ…。愛夢っ!!」

< 67 / 316 >

この作品をシェア

pagetop