1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
俺は愛夢を連れ戻すために、海の中へと足を進めた。


「えっ?愛夢っ!?涼雅くんっ!?」



そんなところにようやく追い着いた香菜は涼雅と愛夢の光景を見て驚いていた。



「愛夢!!」


やっと、手が届いた…そして、手を掴んで岸へと上がろうとした。


「いやっ!!止めて、離して下さいっ!!」


手を掴んだのは良かったが、急に暴れ始めた。


「愛夢、落ち着け。落ち着けって」


「やっ!!止めてっ!!離して下さいっ!!」


「愛夢っ!!…っ……」


仕方なく、愛夢首の付け根のところを軽く叩いた。


すると、愛夢は気を失ってその場に崩れた。

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