1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間
でもきっと、大切な人…だったはず‥。


この胸の高鳴りがそうだって教えてくれている…だから、そうなんだと思う。


次の日は約束通りに、総合病院へ行くために2人が迎えに来た。


「愛夢、おばさんいる?」


「あっ、はい」


「愛夢」


「はい?」


「敬語」


「あっ…、ごめん…。うん、いるよ。ちょっと待ってね。お母さーん」


「どうしたの?  あら、涼雅くん、どうしたの?」


「あっ、すいません突然。あの、愛夢にはもう言ってあるんですけど、

明日からちょっと部活の朝練に行かなきゃ行けないんですよ。

助っ人頼まれちゃってて。それで愛夢のこと、迎えに来れなくなるんですけど…」

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